バイブル・メッセージ
フェイク情報がはびこる時代
聖書に、終わりの日には『真理から耳を背け、作り話にそれて行くような時代になる』という警告がされていますが、今まさにそのような時代になりつつあるように思います。現代社会は世界中のあらゆる情報が容易に手に入る一方、何が正しい情報なのか見分けにくくなっています。さらに、お互いが自分の意見は正しいと主張し合うなら、多くのすれ違いや混乱、問題が生じるのは当然の結果でしょう。
イエス・キリストはご自身のことを『真理』であると言われました。それに対し当時の為政者ピラトは、『真理とは何なのか』と問いかけました。皮肉にも彼は真理であるイエスを前にしながら真理が見えなかったのです。この問いは、真理を求めながらも見出せずにいる全ての人の声を代弁していると言えます。結局ピラトはイエスを処罰する決断を下しました。イエスは不当な裁きによって、自分こそ正しいとして自分の非に気づかない全ての人々の罪を背負い、身代わりに十字架上で死なれたのです。神はイエスの死と、死後三日目に彼を復活させることによって、私たちの罪を赦す道を開かれ、永遠のいのちへの希望を与えてくださいました。
どの時代にあっても、聖書のことばは真理だからこそ色褪せることなく、人々に真の安らぎと力を与え続けています。
聖書はこう言います。『神は、すべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられます。』