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2020/09/13

ほっとひと息 ​​​​​​​『不漁続きの漁師、イエスに出会う』

 昨年、サンマの水揚げ量は過去最低となり、その不漁が騒がれましたが、今年は昨年以上の不漁であると予想されています。秋にとれる「刀」のような見た目の魚として、庶民の食卓を飾ってきたサンマの不漁は、日本人にとっては大きな関心事のようで、今年も盛んにその報道がなされています。魚離れが進行しているといっても、島国に住む日本人は、魚料理に特別の思いがあるのでしょう。

 さて、魚を食べる文化はもちろん日本だけのものではなく、世界中で古くから漁がおこなわれてきました。実はイエスの12弟子のうちの幾人かも、ガリラヤという地域出身の漁師でした。彼らとイエスとの出会い、これも漁にまつわる話です。舞台は彼らの漁場であったガリラヤ湖(現在のイスラエル北部地区にある湖)、イエスにつき従う以前、彼らはここで漁をしていました。

ある日、漁師ペテロは夜通し働いても何もとれないというひどい不漁を体験します。彼が漁を終えて網を洗っているところに、イエスが来られました。イエスはペテロに、再び舟を出し、網を下ろすように言われました。しぶしぶ従ったところ網は魚でいっぱいになり、仲間の漁師の舟ともども、今にも沈まんばかりとなったのです。

 現在、ガリラヤ湖畔の名物料理にセントピーターズフィッシュというのがあります。「聖ペテロの魚」という意味を持つこの料理を注文すると、ガリラヤ湖でとれる白身魚が出てきます。漁師ペテロにちなんだ料理の名は、今も聖書の歴史を私たちに思い起こさせます。

 大量の魚をのせた舟の上、驚くペテロにイエスは語られました。『恐れることはない。今から後、あなたは人間を捕るようになるのです。※』岸まで舟を戻したペテロは、漁師仲間のヤコブやヨハネとともに、すべてを捨ててイエスに従ったのです。

 

※注)『人間を捕る』=人々を神の救いに導く働きにつくこと
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