「ピーヒョロヒョロ」このような鳴き声をきいたことはありませんか。これは日本全国でよくみかける「トビ（トンビ）」の鳴き声です。トビは猛禽類と呼ばれるワシやタカの仲間で、翼を広げると１．６ｍもある大型の鳥です。
 
 
 
　観光地では、観光客の持っている食べ物を奪うというトビの行動が問題となっていることがしばしばあります。元来、トビは臆病で人に近づくのを恐れます。人の手から食べ物を奪うようになったのは、人の餌やりが原因といわれています。観光客がトビに餌をやることで、人の食べ物をとるという悪い習慣ができてしまったのです。
　習慣に関して、皆さんも、同じような経験はありませんか。よくないな、と思いながらもついついしてしまう、食べてしまう。よくない行動が習慣となってやめることができなくなる。習慣の力というのは悪い方に向けば、非常に恐ろしい力を発揮します。人が変わったようになり、自分の力ではどうしようもない状態になることもしばしば目にすることです。
　聖書に
「私はしたいと願う善を行わないで、したくない悪を行っています」
「私が自分でしたくないことをしているなら、それを行っているのは、もはや私ではなく、私のうちにすんでいる罪です」
とあります。自分がほんとはしたくないことをしてしまう、悪い習慣をしてしまう原因は、私たちがもっている罪にあるのです。
　その原因である罪を取り除く方法は、イエス・キリストにあると聖書はいいます。
「こういうわけで、今や、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません」
罪に悩まれている方、悪い習慣に悩まれている方に是非このイエス・キリストを知っていただきたいと心から願います。