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2021/06/27

ほっとひと息 ​​​​​​​『旅日記』


 
 クリスチャン作家の三浦綾子さんの作品「氷点」を読み終えたところです。以前から読んでみたいと思っていた本です。
 数年前、家族で札幌にいる親戚を訪ねたのですが急に会えなくなり、次の日は日曜日だったので、旭川の旭川六条教会の礼拝に参加させていただくことに話がまとまりました。この教会は三浦綾子さんが生前集っておられた教会です。午前8時半札幌発の特急電車で旭川へ出発しました。車窓から見る景色は、片側が荒れた冬の海、反対側は雪の大地で、その間を走るのは迫力満点で、心が躍る2時間でした。
 ホームに降りると「氷点」の二文字が目に入り、小説の舞台となった旭川に着いたのだと実感しました。駅から旭川六条教会までは徒歩で約20分でした。礼拝後、三浦綾子記念館へ向かいましたが、残念ながら日曜日は休館で入れませんでした。雪道を進んで行くと、北海道森林管理局の管理する旭川市外国樹種見本林が目の前に拡がりました。急な土手を這い上がると、そこはヒロイン陽子が牛乳配達で歩いた道でした。雪に覆われたその所で、大きな雪玉を作り両手で土手を転がすと、転がった跡に石ころや枯草、ぬかるんだ土が現われました。
 
 

 
 
 
 


 
 



その情景に、ある聖書のことばが思い出されました。
 
 
『内側から、すなわち人の心の中から、悪い考えが出て来ます。淫らな行い、盗み、殺人、姦淫、貪欲、悪行、欺き、好色、ねたみ、ののしり、高慢、愚かさで、これらの悪は、みな内側から出て来て、人を汚すのです。』
  自分が正しくしていれば、外からの悪意にも屈することはない。」と主人公の陽子のように考える人も少なくないと思います。しかし、人は自分と向き合ったとき、自分の内にある罪を見出します。陽子は、自分の罪を赦してくれる存在に会いたいと願っていましたが、その愛の方(イエス・キリスト)が2千年も前に、既に地上に来てくださっていたのです。
 夕方になり路面が凍って思うように進めず、二本の傘をつきながら、電車に間に合うかな?と、駅に向かいました。
 
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