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2021/07/18
ほっとひと息 『目は口ほどに物を言う』
皆さんはマスク着用の生活に慣れてこられたでしょうか。マスクは生活の必需品として定着せざるを得ない状況ですが、慣れるなんてことばは使いたくないと言われる人もおられることでしょう。マスクをはずして思いきり話したい、笑いたい、歌いたいと、本当に待ち遠しいかぎりです。
かつて新型コロナウイルスの感染が広がりつつあった時、街を行きかう人々や電車の乗客が一斉にマスクを着け出した姿に驚きを覚えたものです。その頃のマスクはほぼ全員が白色で、顔の半分が白く覆われた人々は男性も女性もなくただマスクの行列のように感じられました。人々の表情は全部隠れてしまったかに思えました。
しかしマスク着用の生活が続くなかで、人の目は何と多くのことを現わすものだろうと気付かされました。「目は口ほどに物を言う」とは上手いことばだと改めて教えられます。マスク生活で化粧をしなくなったと言う人がいますが、逆に目の化粧が念入りになったと言う人もいます。化粧はともかく、目はまなざしや視線によってわたしたちが意識しないさまざまなことをも現わしているようです。
聖書はイエス・キリストのご生涯が描かれていますが、その行くところどころにおいて人々が目もくれないような弱い人に目をとめられる姿が多く記されています。
優しいまなざしを注ぎつつ必要な助けを与えられるのです。
そのひとつを紹介したいと思います。
『さてイエスは通りすがりに、生まれたときから目の見えない人をご覧になった。
中略
イエスは「行ってシロアムの池で洗いなさい」と言われた。そこで彼は行って
洗った。すると、見えるようになり、帰って行った。』
間もなくオリンピックが開会されます。開催にあたっては賛否両論ですが、選手の一人一人には暖かいまなざしで応援したいものです。
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