数年前、夏の終わり頃のことです。 家のカーテンを見ると何かがくっついているようで、近づいてみると、なんと、オオカマキリでした。子供の頃の憧れの昆虫の一つです。どこからどうやって入って来たのかわかりませんが、「久しぶり！ようこそわが家へ！」、そんな気分でその美しい姿をしばらく眺めていました。その後、傷つけないように（私も指先を噛まれないように）、紙で優しく覆って外に帰って頂きました。
今年の春には、家を出たところでテントウムシを見ました。鮮やかな赤に七つの黒紋のナナホシテントウでした。これも久しぶりです。
このような虫たちに出会うと、幼少時代の光景がよみがえります。たくさんの種類の蝶も舞っていました。どれも形や色が美しく、感動した当時のことが思い出されます。そしてその背景には、緑豊かな草や木々の葉、色鮮やかな花々がありました。日本には四季があり、風景が変化しますが、それらの季節感を強調するかのように、虫の種類、色合いや鳴き声も変化します。

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」（聖書）

大きな世界から小さな世界に至るまで、神様の御手が及び、巧みな造形と調和がなされていることに驚きを覚えます。

 

 
 
 

ほっとひと息　一覧（NEWS一覧）
https://ccnz.jp/news/