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2021/10/17

ほっとひと息 ​​​​​​​『隠れ家に想う』


 
 
 
 緊急事態宣言下のある日、ふと「アンネの日記」の隠れ家生活に思いを馳せることがありました。万人に感染リスクのあるウィルスの脅威と、一部の民族を標的にしたナチスの脅威を同じように語ることはできませんが、不自由な生活と言えば、これ以上のお手本はないと思ったのです。今回、隠れ家の支援者側による本(「思い出のアンネ・フランク」ミープ・ヒース著)が出版されていることを知り、興味深く読みました。アンネ・フランクの家族と他総勢8名の潜伏生活を1942年の夏から2年間、献身的に支えたのは父オットー・フランクが経営する会社の従業員と仲間たちでした。その中で、主に食料調達担当だったミープさんが「私はヒーローなどではない。その時に私に求められたこと、必要と思われたことを進んでしようとしてきたにすぎない。」と記していますが、命がけの援助であったことは言うまでもありません。彼女の夫もまた、役所に勤めながら抵抗組織に属し食料配給切符の入手など、大きな役割を担いました。極端に物資の不足する中、隠れ家の住人たちの気分を引き立てるため、祭日用のご馳走食材を求め歩く支援者、一方、一歩も外出できない住人たちは、工夫を凝らして精一杯のクリスマスプレゼントを彼らに手作りするのです。この互いの愛と信頼の関係は、常に張りつめた緊張とストレスをどれほどやわらげ、一筋の希望を与え続けてくれたことでしょう。
 
 
『実に、私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをあらかじめ備えてくださいました。』
 


 
 
 
 

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