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2021/11/07

ほっとひと息 ​​​​​​​『先人に学ぶ』


  
 皆さんは高山右近、という人をご存じでしょうか。右近は戦国時代に生きたクリスチャン大名で、豊臣秀吉が伴天連(ばてれん)追放令を出した時に、大名の地位を捨ててまでキリスト信仰を貫いたことで、ヨーロッパなどでも知られている人物です。茶人としても名高く、利休七(りきゅうしち)哲(てつ)*の一人とされています。1587年に36歳で大名の地位を失ってから、1614年63歳の時に江戸幕府のキリシタン禁教令で国外追放されるまで、金沢の前田家の保護を受けて今の石川県・金沢で暮らしました。金沢でも様々な分野で活躍し、前田家でも重臣として扱われました。
 有能な右近でしたが、この世の権力を求める生き方ではなく、キリスト教徒として生きる人生を選びました。聖書に出てくる空前の繁栄を経験したソロモン王が、目に見える宝で心の空洞を満たすことはできないことを体験したのと同様に、彼も神から離れては何も自分を幸せにはできないと知っていたのでしょう。右近は、人生で本当に大切なものを選び取ったといえます。最近、右近の足跡をたどり、彼のことを学んでいるのですが、徹底して神に従うその生き様から多くの事を教えられています。
 『なんと幸いなことでしょう。その力があなたにあり心の中にシオンへの大路のある人は』(聖書)

*利休七哲(りきゅうしちてつ):
千利休の数多い弟子たちの中で、特に茶人として優れた人物7名を指す呼称。
 
 

 
 
 
 

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