韓国の音楽グループBTS（防弾少年団）の7人は、今年9月に開かれた国連総会で特別使節として招かれ、演説と圧巻のパフォーマンスを披露して世界の注目を集めました。
　このBTSは、英国の公共放送局BBCが「21世紀のビートルズ」と呼んだ音楽グループです。彼らが2017年から支援に加わった、子どもと若者への暴力根絶を訴える、ユニセフの世界的な取り組み、“End violence”(暴力をなくそう)キャンペーンに、今年3月支援継続を発表しました。また、同じ月に、BTSがノミネートされていた米国グラミー賞の授賞式にあわせて、ユニセフが制作･公開した、ユニセフ事務局長との対話[LOVE　MYSELF]の動画再生回数は、わずか2日で2.1万回を超え、ソーシャルメディアでも大きな反響があったようです。我が国においても日本ユニセフは、2018年4月にBTSとパートナーシップを結んで、子ども及び青少年に対する、あらゆるかたちの暴力を撲滅することを目指して、"End violence” (暴力をなくそう)のキャンペーンを始めています。
　文部科学省は今年、2020年に自殺した小中高校生は、1980年以降最多の479人だったと発表しました。長期化する「コロナ禍」のなかで、ユニセフも警鐘を鳴らしてきた子ども・若者たちのメンタルヘルス（心の健康）への影響が現実のものとなってきています。　　　BTSのメンバーはユニセフ事務局長との動画の中で、自らの経験を熱く語りながら、世界の子どもや若者たちに訴えています。「LOVE  MYSELF ― 自分自身を愛しましょう」と。
　神様は、私たち一人ひとりを、母の胎内にいるときから覚えてくださって、『わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。』と言っておられます。すべての人がこの神様と出会われて、自分自身を正しく愛せたらどんなに素晴らしいでしょうか。