チャーチオブクライスト ニュージーランド日本 | 大阪教会

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2022/01/23

ほっとひと息 ​​​​​​​『目から鱗』


  
 ある日、ラジオから「キウイフルーツの原産国は中国ですが…」との声が耳に入ってきました。何気なく聞いていた私は思わず「えっ、原産国は中国?聞き間違いでは?」と耳をそばだてましたが確認することはできませんでした。
 キウイフルーツと言えばニュージーランドでしょう!と思っていた私は気になり少し調べてみますと、やはり原産国は中国とありました。ニュージーランドは1906年に中国産の品種改良に成功。1934年頃から商業用に栽培を開始して世界各国でも食べられるようになったそうです。キウイフルーツの名称は、1959年ニュージーランドからアメリカ合衆国へ輸出する際に、ニュージーランドのシンボルである国鳥「キーウイ(kiwi)」の名前にちなんで命名されました。形がよく似ていますが形の類似が理由ではないそうです。キウイフルーツが初めて日本に輸入されたのは1965年頃、なんとアメリカ合衆国からとのことでした。
 ニュージーランドには私たちの母教会がありますが、母教会の人々にとってキウイフルーツは本当に馴染み深い果物のようです。だからと言うわけではありませんが、私は今までキウイフルーツはニュージーランドが始まりとばかり思い込んでいました。長い間の思い違いが解かれて、「目から鱗が落ちる」という言葉を思い出しました。この言葉は聖書に由来しており、まさに目から鱗が落ちる体験をしたサウロ(別名パウロ)のことが記されています。
 クリスチャンを捕えようと迫害の意に燃えていたサウロは、その途上で突然天からの光に照らされて地に倒れイエス・キリストの声を聞きました。その後三日間、彼は目が見えなくなりました。一方キリストの弟子のアナニアは幻の中で、サウロがイエスの名をあらゆる人に運ぶ選びの器であること、またそのことを彼に伝えるようにと告げられました。アナニアは出かけて行ってサウロの上に手を置いて語りました。
その様子が聖書に次のように書かれています。
『するとただちに、サウロの目から鱗のような物が落ちて、目が見えるようになった。』
数日間、弟子たちとともにいたサウロは
『ただちに諸会堂で、「この方こそ神の子です」とイエスのことを宣べ伝え始めた。』
と続いています。これはサウロの人生が全く生まれ変わる体験であり、ひいては世界の歴史が変わる大きな出来事だったと言えるでしょう。
 
 

  
 
 

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