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2022/05/15

ほっとひと息 ​​​​​​​『「読み・書き・そろばん」のススメ』


  
 デジタル化が進みオンラインでの授業や仕事が定着してきました。プレゼンや授業にパワーポイントは欠かせません。「板書する」ことや「書き写す」作業も「写メ」が代行してくれます。電車の中や駅のプラットホーム、レストランでの食事中も多くの人の視線はタブレットにくぎ付けです。デジタル機器の発達は喜ばしいことですが「漢字を書けなくなった」「記憶力が低下した」「滑舌が悪くなった」「自分で計算するのは面倒」などの声も聞かれます。「読まず、書かず、頭を使わず」による脳の衰えはないでしょうか。
 思考や創造、意欲、理性にかかわる脳の前頭葉、その前頭葉を活性化させることによって脳の老化を遅らせることができる、その一つの手段が「読み・書き・そろばん」らしいのです。すべての学びの基本となる江戸時代からの学習方法です。こもりがちで不活発になりがちな日常生活に取り入れてみてはどうでしょう。  
 例えば身近にある新聞記事などを声に出して読むこと。連載小説を音読することで登場人物の感情や情景がより生き生きと感じられます。英語の学習方法では繰り返し音読することで「話す力、書く力」がついてきます。さらに文字を実際に書くことで記憶がより定着しやすくなります。以前この「ほっと一息」のコーナーに「いいこと日記」(その日の良かったこと三つを簡単にメモ書きすること)を書かせていただきました。書き始めたころのメモを読み返すと当時の嬉しかった想いがよみがえってきます。最後にそろばんのメリットですが、「計算が速くなる、集中力がつく、脳が活性化する」と言われています。そろばんは習ったことがありませんのでそのメリットは分かりませんが、シニアのそろばん教室があれば今からでも行ってみたいものです。情報過多の時代、身近にあるからこそ見落としがちな「読み・書き・そろばん」。子どもの教育だけでなく私たち大人、特に老いを感じ始めた私を含めた世代にはとてもありがたいスキルです。今一度立ち止まってその価値を見直してはいかがでしょうか。
『知恵と力は神のもの。』(聖書)
 
 

  

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