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2022/06/19

ほっとひと息 ​​​​​​​『嘆きの壁』


  
 エルサレム旧市街には「嘆きの壁」という建造物があります。高さ約20mほどもあるこの巨大な壁はユダヤ教徒の聖地とされており、多くの人々がこの地で祈りを捧げています。この壁の正体は、かつてのエルサレム神殿の外壁西側部分の遺構。この神殿を巡る歴史は、ユダヤ人たちの歴史そのものでした。
 エルサレム神殿は今から約3000年前、ソロモン王の時代に建立されて後、破壊・再建を経ながら、約1000年間に渡り、ユダヤ教徒たちの精神的拠り所として機能してきました。しかし、紀元70年、ユダヤ人たちの反乱を鎮めるべくエルサレムの地に踏み込んだローマ兵たちにより焼失の憂き目にあいます。(ユダヤ戦争)この時、崩壊を免れた壁の一部分が現在の「嘆きの壁」なのです。
 実は、この神殿が破壊される前に、イエス・キリストは弟子たちとともにこの神殿を訪れておられます。その時の出来事が聖書に次のように記されています。『イエスが宮から出て行かれるとき、弟子の一人がイエスに言った。「先生、ご覧ください。なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう。」すると、イエスは彼に言われた。「この大きな建物を見ているのですか。ここで、どの石も崩されずに、ほかの石の上に残ることは決してありません。」』
 当時、エルサレム神殿は修築工事が行われているさ中であり、その見た目はかつてないほどに壮麗なものとなっていたと考えられます。しかし、建物に圧倒される弟子たちに向かい、イエスはただこの神殿がいずれ崩壊することを予告されます。そして、このイエスのことばは、約40年後、真実であることが明らかとなるのです。
 


 

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