今年も暑い夏がやってきました。温暖化の影響か毎年日本の夏の暑さが厳しくなっているような気がします。都市の暑さの原因のひとつに建物や道路などの環境の問題があります。近所に野原や林があるとそこを通ってくる風は、夏でもひんやりしていました。まさに便利さや効率性と引き換えに私たちは涼しい夏を失ってきたようです。もちろん、エアコンを使えば快適な生活はできるのですが、最近SDGｓを考えることで昔の工夫が見直されています。建物を昔のようにするのは難しいですが、ベランダや屋上を緑化して室温を下げることは可能です。風鈴は気温を下げることはできませんが、耳に涼しげな音を届けることで心をリラックスさせて暑さのストレスを軽減させます。金属製やガラス製など目で見ても美しく、体に感じない程度の風でも音や短冊の動きで知ることができます。ただ、家の中が静かでなければ風鈴の音にも気づかないかもしれませんね。
　聖書では「神の霊」と「風」が同じことばで表されている場面があります。風と同じように神の霊も目には見えませんが、風鈴が鳴って風を知るように私たちに吹いてくださる神さまを感じる方法があります。もし心静かに目と耳を澄ませて聖書を開くなら、涼風のような神の霊が私たちに届いて下さるでしょう。

ヨハネ3：8
風は思いのままに吹きます。その音を聞いても、それがどこから来てどこへ行くのか分かりません。御霊によって生まれたものもみな、それと同じです。

 
 

 
 

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