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2022/12/18

ほっとひと息​​『きよしこの夜』


  
 
 数あるクリスマスソングの中でも、「きよしこの夜」ほど、古くから親しまれ、今日も世界中で歌われ続けている曲はそう多くはないでしょう。この曲は今から約200年前、オーストリアのとある教会のクリスマス集会で初めて演奏されました。当時、その教会のオルガンが故障していたため、ギターで伴奏ができる讃美歌として作曲されたとも言われます。原題はドイツ語で「Stille Nacht」(英語では「Silent Night」)、「静けき夜」という題位にふさわしく、そのシンプルな旋律の一音一音が、聴く者の心を静謐(せいひつ)※へと導きます。
 聖書にはその情景が次のように書かれています。『マリアは月が満ちて、男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。すると主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。』夜番をしていた羊飼いたちに、天使は「救い主がお生まれになりました」という喜びのしらせを告げました。彼らは急いで行って、マリアとヨセフと幼子イエスを捜し当てたのです。
 夜の暗闇の中に生まれたイエスは、この世の暗闇を照らす光そのものでした。『きよしこの夜』を聴く時に、私たちが心に思い描くのは、ただ暗く静かな夜ではありません。その夜を包み込む聖さ、そして、不思議な暖かさが聴く者の心を満たすのです。それはこの曲が、キリスト誕生の場に駆けつけた羊飼いたちの心の情景を表しているからでしょう。

1 きよしこの夜 星はひかり
  救いの御子(みこ)は まぶねの中に
  眠り給(たも)う いと安く

2 きよしこの夜 御告(みつ)げ受けし
  牧人(まきびと)たちは 御子の御前に
  ぬかずきぬ かしこみて
 
3 きよしこの夜 御子の笑みに
  恵みの御代(みよ)の 朝(あした)の光
  輝けり 朗(ほが)らかに

讃美歌109番「きよしこの夜」
※静謐(せいひつ) = 静かで落ち着いていること

 
 

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