箱根駅伝で親しまれている「東京箱根間往復大学駅伝競走」が去る1月2日～3日に開催されました。関東の大学20校と関東学生連合と呼ばれる順位のつかないチーム、合わせて21チームの競争でした。2日午前8時に東京大手町を出発、往路の終点は箱根芦ノ湖です。5区に区切られた長い道のりをひたすら走りたすきを繋いでいきます。復路は翌朝8時に芦ノ湖を出発して東京に向いました。
　第99回目を迎える今年は、史上稀に見る「戦場駅伝」の様相になるだろうと言われていました。選手たちにとって予想以上に厳しい戦いだったのかもしれません。優勝は走行距離217.1㎞を10時間47分11秒2で完走した駒沢大学でした。
　今年はコロナ禍の規制も緩んで多くの人々が沿道で応援していたようです。区間の采配も重要と聞きましたが、様々な地形や気象状況がある中で黙々と、ある時は苦しそうにそれでも目標に向かって走る彼らの姿を目の当たりにして、人々は感動を覚えながら声援を送り拍手を送ったのではないかと思います。
　来年100回目の箱根駅伝は全国の大学を対象にチーム数も増えると報道されました。多くの学生はこの駅伝を目標に見据えて、すでに訓練に励んでいることでしょう。
『私は目標がはっきりしないような走り方はしません。空を打つような拳闘もしません。』と聖書にあります。これはパウロという人が自分の生き方を語ったことばです。新年も早や一ヶ月が過ぎようとしていますが改めて目標は何なのか、空を打つような的外れはないかと思いをめぐらす日々です。
   

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