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2023/04/16

ほっとひと息​​『神の都』


 
 イスラエルと聞かれて、どんなイメージをお持ちですか。「世界3大宗教の聖地がある複雑な国」と言ったところでしょうか。アジアの東の端の日本と西の端のイスラエルでは遠く情報も少なく、興味もないと言われてしまいそうですが、じつは私自身も10数年前は、時間と経済的ゆとりのある人々が巡礼に行く所、くらいに思っていました。イスラエルに関係する仕事に携わるようになり、現地の様子を知るにつけ、イエス・キリストが歩まれた地へ、いつかは訪れてみたいと願うようになりました。2つのゆとりとは無縁の者ですが神様からのプレゼントで先月、訪問する機会を得ました。

 知識と経験豊かな日本語ガイドK子さんの案内で、現地7日間を聖書の時代を辿るようにして回りました。モーセの出エジプトを彷彿とさせるネゲブ砂漠、死海地方、イエス様の宣教の地ガリラヤ、最後はイエス様の十字架と復活の場所エルサレムです。それぞれの所で驚きや感動がありましたが、その一つが城壁と門のお話しです。

 エルサレムの旧市街を囲む城壁はよく知られていますが、いくつか訪れた遺跡にも町を囲む城壁がありました。ライオンなどの野獣がいた時代、夜になると門は扉を固く閉ざし、一旦閉じると出入りは許されず、門の前で獣や盗賊に怯えながら一夜を過ごさなければならなかったそうです。それが常識だった当時の民にとって、聖書の最後に記された次のことば、 “神の都”のこの約束が、どんなに身に沁みて嬉しかっただろうと思いを馳せ、今の私たちへの約束でもあることを感謝しました。
『都の門は一日中、決して閉じられない。そこには夜がないからである。』
※筆者撮影
 

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