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2023/05/14

ほっとひと息​​『サムライ』


 
 三大会ぶりに世界一に上り詰めたWBC「侍ジャパン」。様々なエピソードや名言、監督をはじめ選手たちの生き様を知るにつれ野球に無頓着な私も多少なりとも興味を覚えたものです。なぜ「サムライ」なのか。09年WBCまでは監督の名前を冠としていたのが当時日本代表率いる若い監督が自分の名前で呼ばれるのは「おこがましい」と別の呼び名を依頼し現在の「侍ジャパン」と呼ばれるようになったとのことです。主君のそばに仕える「サムライ」らしい謙虚さがうかがえます。今回その謙虚さが光っていたのがチームを率いる栗山監督ではないでしょうか。「自分の人生を捨て、人のためだけに尽くす。選手を輝かせること、それが監督の仕事」さらにチーム解散時には「今回本当に日本中に野球の素晴らしさが伝わったと思います。以前から、ジャパンというのは『野球の伝道師であれ』というような思いがある」と語られていました。使命感と人生をかけた覚悟、潔さのようなものが伝わってきます。ちなみに伝道師とは「特にキリスト教で牧師・司祭に準ずる者」です。実際に幕末に生きたサムライたちの中にも聖書を読み自分を捨て文明開化の礎を築いた人や伝道師がいました。「聖書を読んだサムライたち」(守部 喜雅著)という書物に詳しく書かれています。最後に「サムライ」のもう一つの意味として「武士の奉公人の最上位」とありました。以上「サムライ」にまつわる人々の共通点の一つとして「徹底して他者に仕えること」があり、その実が今回の勝利につながったように思われます。

「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負って、わたしに従ってきなさい。」(マタイの福音書16章24節)

 
 

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