先日、兵庫県のハチ高原に行ってきました。
28年ぶりでした。大阪教会では季節ごとにキャンプをもっていますが、ハチ高原は、40年以上前から20年近くの間、夏季キャンプでお世話になった所です。高原でのバレーボールや散策、林の中での賛美など、楽しい思い出話が尽きない現地までの車中でしたが、あの素晴らしい高原は今も同じだろうか？という風な思いもありました。
　やがて到着し車から降り立った私たちは思わず歓声をあげました。なだらかに広がる緑の草原、白樺の小さな群れ、寒いくらいの爽やかな風はあの頃と同じだったのです。以前使わせていただいていた宿舎は増築されていましたが、トレードマークの赤い三角屋根はそのままです。
　しかし目を見張ったのは周りの木々の成長ぶりです。ナナカマドも栃の木も何と大きくなったことでしょう。三角屋根が隠れてしまいそうです。山法師（ヤマボウシ）には見覚えがなかったのですが、子どもさんの誕生記念の植樹だそうです。その子どもさんも今や宿舎の良き働き手となっておられました。山法師は折からの強風でうねるように揺れていました。白く可憐な花も枝を離れまいとしているかのように揺れていました。
　高原の変わらないたたずまいの中での人々の新しい生活や植物の成長ぶり。そこに確かに過ぎていった年月の長さを感じました。果たして自分は成長しているだろうか？と自問した時、『成長させてくださるのは神です。』という聖書の言葉が思い出され、励まされました。またハチ高原を訪れたいと思います。

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