夏季休暇で帰省した際に、少し足を伸ばして三重県にある鳥羽水族館へ行ってきました。鳥羽水族館は、飼育種類数日本一を誇る水族館で、その数は約1,200種に及びます。
　私のお目当ては、愛くるしい姿が巷で話題のラッコのメイちゃん。SNSや動画で見ていたサービス精神溢れる愛嬌たっぷりな姿を間近で見ることができ大満足だったのですが、この水族館の魅力はラッコだけではありませんでした。下調べもそこそこに向かったせいか、思いもよらずたくさんの動物たちに魅了され、大満足の夏休みとなったのです。

　お散歩中に寄り道をする気分屋さんのフンボルトペンギン。母親にくっついて泳ぐ健気なイロワケイルカの赤ちゃん。ジュゴンは麺類の様な海藻を掃除機のようにムシャムシャお食事中でした。コツメカワウソはお腹丸出しのまま人目を気にせずお昼寝中。遊びか威嚇か、水槽越しの人間に雨の様な水しぶきを上げて応答するセイウチ。トトロのような巨体で泳ぐトドを真上から見たあの迫力……。挙げるとキリがないほど、魅力的な動物たちに圧倒されたのでした。

　見所溢れる水族館での一日を思い返しながら、ある聖書の言葉が思い出されました。
『神は仰せられた。「水には生き物が群がれ。鳥は地の上、天の大空を飛べ。」神は、海の巨獣と、水に群がりうごめくすべての生き物を種類ごとに、また翼のあるすべての鳥を種類ごとに創造された。』（聖書）
　これは聖書の一番最初の書物「創世記」に記されている、天地創造の一場面です。神様はこの地上の全てのものを、ご自分の思いのままにデザインされました。
　普段は出会うことのない、神様の創造の一部である生き物を近くで見ることができ、その愛らしさに心奪われた夏の思い出でした。

ほっとひと息　一覧（NEWS一覧）
https://ccnz.jp/news/