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2023/11/19

ほっとひと息​​『秋の香り』


  
 猛暑の夏が過ぎ金木犀(きんもくせい)の香りが漂う季節となりほっと一息ついた頃のある夜、緑色の虫がぎっしりと街灯や外壁にへばりついていました。カメムシです。金木犀を上まわるにおいを放っています。今年の夏の終わりに異常発生しました。
 金木犀の香りを良い香りと思う人もあれば私のように多少刺激臭で苦手だなと感じる人もおられるでしょう。金木犀とカメムシのにおい、どこか似ていませんか?実は両者のにおいの元は「青葉アルコール」と呼ばれる化合物で、この成分は、1933年、京都大学の武居三吉教授によって緑茶の香り成分として発見されたとのことです。金木犀のにおいは植物の病害虫からの防御の役目を持っているそうですが、カメムシのにおいも攻撃に対する反応の一つなのでしょうか。爽やかな香りの緑茶、秋を感じさせる金木犀、そしてカメムシのにおいの成分が同じとは…。薄めればどれも良い香りの香水になるのですね。ちなみに金木犀の英語名は、orange sweet tea(オレンジ色の甘いチャノキ)あるいはfragrant olive(香りの良いオリーブ)と、かわいらしい名前です。一方カメムシはstinkbug(悪臭虫)です。触ったりつぶしたりしなければ特に悪さをしないのにあの匂いのせいで敬遠されています。ある人は部屋に侵入してきたカメムシの小さなつぶらな目を見て逃がしてあげたとか。私も多少印象が変わりました。
 ところで私たちは家庭や職場、学校でどんな香りを放っているでしょうか。やわらかな香り、さわやかな香り、それとも…。芳しい香りを放つ秘訣は何でしょうか。聖書に次のように書かれています。
「しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちをキリストによる凱旋の行列に加え、私たちを通してキリストを知る知識の香りを、いたるところで放ってくださいます。」(第二コリント2:14)
 

 

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