私は小学校で３年生の子ども達に理科を教えています。１０月、１１月は「かげと太陽」「光のせいしつ」と太陽に関係のある学習です。太陽が出ていないと授業が進みませんから、天気予報とにらめっこの毎日でした。「かげと太陽」で学習する日なたと日かげの気温の違いや、地面の乾きの具合などは、ある程度日常生活の中で経験していることですが、鏡で日光を反射させたり、虫めがねで集めたりいうことは、ほとんどの子ども達が初めての体験です。日光を集める授業の日、前日は大雨で朝も曇り、ところが、授業の直前に太陽が雲の隙間から顔を出した時は、思わず「やった―」と大喜びしました。運動場に出て黒い紙に虫めがねで日光を小さく集めると、やがて子ども達から歓声が上がります。「先生、けむりが出てきた。」「こげくさいにおいがする。」などです。こうして日光の熱や明るさという性質を学びました。また、日かげに鏡で日光を反射させると暗い場所が、とても明るく、温かくなります。反射させた日光を鏡３枚分重ねると、なんとその部分は真夏日のような温度になってびっくりでした。反射と言うと聖書の創世記に『神は二つの大きな光る物を造られた。大きい方の光る物には昼を治めさせ、小さいほうの光る物には夜を治めさせた。』と書かれています。神様の偉大な創造の業です。月は見事に太陽の光を反射させて夜を明るく照らしてくれています。私はクリスチャンとして神様の愛を、子ども達に、また周りの人々に反射させているだろうかと自分自身を振り返えることのできた学習でした

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