当教会の「クリスマスページェント2023」に混声コーラスの一員として参加させて頂きました。本格的なコーラスの練習は久しぶりで、覚えることがたくさんあり、本番大丈夫かな？という不安もありましたが、それよりも救い主イエス・キリストの御降誕を祝うクリスマスキャロルを歌える喜びはとても大きくて、楽しんで練習に励みました。子供の頃、ある年の冬の夜、自宅の裏手にある小さな公園にやって来た教会の聖歌隊の歌を聞きに行ったことがあります。朧気（おぼろげ）な記憶ですが、暗がりの中で聖歌隊のメンバーが手にしていた蝋燭の灯火が美しかったことを覚えています。大人になってキリストを信じる信仰を得た後、大阪教会の枝教会の一つに数年間遣わされました。その教会には十本の蝋燭を立てることができる大きな燭台があり、クリスマス集会の最後に会堂の照明を暗くして蝋燭を灯し「きよしこの夜」を歌うのが恒例でした。その時の蝋燭の光も幸いなクリスマスの思い出として私の心の中に留まっています。今回のページェントの曲目の中に「キャンドルライト・キャロル」という曲があります。キリストがお生まれになった夜の静かな情景をキャンドルライトに重ねて歌うこの曲が私はとても好きです。暗闇がますます深なっていくのを感じるこの時代に『すべての人を照らすそのまことの光』として世に来られたお方、イエス・キリストを一人でも多くの方々が信じられ、心にいのちの光を灯されることを祈ります。       

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