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2023/12/17
ほっとひと息『匠の技』
日常の中でふと見聞きした情報が、自分の認識と違っていて、「え!そうだったの?」と思わされることがあります。自然界の現象も、技術が進歩して、これまで見えなかった微細な世界が見られるようになったり、肉眼では見えない速い動きも見えるようになったりしています。こうして見えるようになった、小動物に秘められた巧みな構造や能力には興味を惹かれます。
ヤモリが壁に貼りつくことができるは、指に非常に細かい毛があり、それが壁の表面に接するとファンデルワールス力という不思議な力が生じるためであること。タマムシの羽の色は、薄い透明な層が何枚も重なっている構造からの光の干渉によるものであること。トンボは前翅(まえばね)と後翅(うしろばね)を別々に動かすことができ、それによって、高速飛行や、同じ位置で飛んだり、急に飛ぶ方向を変えたり、バックもできるという優れた飛行能力をもっています。中でも日本最大のトンボであるオニヤンマは、その飛行能力であの恐ろしいスズメバチすらも捕獲することを知り驚きました。そしてこれら小動物の構造や能力は、人間社会の技術開発や商品開発においても参考にされています。
聖書では、万物は神様によって創造されたこと、そしてその創造の過程が記されていますが、様々なものが創造される毎に「神はそれを良しと見みられた」という言葉で締めくくられています。そして最後に「神はご自分が造ったすべてのものを見られた。見よ、それは非常によかった。」と記されています。小動物を見るだけでも、神様の人知をはるかにこえた匠の技を覚えます。
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