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2024/11/17

ほっとひと息​​『諭吉さんさようなら』

 
 
 今年7月3日、20年ぶりに新札が発行されました。肖像画の人物は、財務省、日本銀行、国立印刷局の三者で協議し、最終的には財務大臣が決めるそうです。選定の基準は3点、国民に広く知られその業績が認められていること、紙幣にふさわしい品格があること、偽造防止の観点から精密な写真があること、と言われています。
 このようにして、新しい一万円札には、日本の資本主義の父と称される「渋沢栄一」、五千円札には、女子教育の先駆者「津田梅子」、千円札には、近代医学の父として知られる「北里柴三郎」が採用されました。今回、お札を判別しやすくするために、数字のサイズが大きくなり、お札ごとの色合いにも差が付けられています。また世界初の3Dホログラム技術を導入し、すかし模様はさらに高精度になるなど、施された技術は世界最高の水準だそうです。この素晴らしい技術の目的が偽造防止であると聞き複雑な思いです。
 さて、今は旧紙幣となった一万円札は「諭吉さん」と呼ばれることがありましたね。使う時に「諭吉さんさようなら!」と惜しまれたり、川柳にも「孫を迎えて 諭吉去る」などと登場するなど、生活に密着していた微笑ましい様子を思い出します。
 昨今はキャッシュレス時代と言われます。利点も多くあると思いますが、お金の価値を忘れる危険はないでしょうか。肖像画となった人物の生きざまにも目をとめて、本当に大切なものに心を向けることができればなんと幸いでしょう。

  『金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。』
『金銭を愛する生活をせずに、今持っているもので満足しなさい。』 聖書
 


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