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2024/12/29

ほっとひと息​​『棒鱈の想い出』

 
 
 『もういくつ寝るとお正月・・』 という歌があります。子供の頃、正月はこの歌の通りどこかワクワク感のある特別な時でした。しかし、年齢を重ねるにつれて正月を迎える気持ちには変化が生じるように感じます。正月の過ごし方は人それぞれかと思いますが、我が家では元日の昼に家族、親族が集まって一緒に食事をするのが長年恒例となっています。義母の持病が悪化して一人で料理が出来なくなってからは、私が手伝って正月料理の準備をして来ました。義母は毎年12月に入ると棒状の干し鱈を購入し、手間暇かけて棒鱈の煮付けを作っていました。柔らかくほろっとした食感の甘辛い棒鱈は、家族にとって欠かすことの出来ない正月の味でした。残念ながらこの伝統料理を私は引き継ぐことが出来ず、義母が倒れてからはレトルトの棒鱈を食卓に並べています。義母は7年前に、そして正月料理をいつも楽しみにしていた義父も今年天に召されて、我が家の元日のしきたりも転換期を迎えています。正直なところ、正月を迎える準備は私にとって結構重荷でストレスを伴うものでした。でも年に一度、家族、親族が集まれる機会はやはり幸いなものです。そんな年月を振り返りつつ、これから先私は誰とどのように、そして後何回くらい新年を迎えるのだろうとふと考えさせられています。聖書に『どうか教えてください。自分の日を数えることを。そして私たちに、知恵の心を得させてください。』とあります。自分の日を数えるとは、いのちを支配しておられる神の存在を覚え、謙遜な心を持って神を信頼して生きることです。このことばを改めて心に刻んで新年を迎えたいと思います。
 


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