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2025/01/26

ほっとひと息​​『足を洗う』

 
 寒い日には暖かい家に帰り、お風呂に入るとほっとしますね。湯舟につかると体が温まって血行がよくなり、疲れもとれやすく、またリラックス効果もあります。日頃の疲れを癒し、まさに「ほっと一息」つく感じですね。(高齢の方や心臓の悪い方の場合は入浴が体の負担になることもありますので、脱衣場を温めたり、半身浴にしたりなど注意が必要ですが。)
 水が豊富で清潔好きな人が多い現代の日本では毎日入浴して全身を洗うことが一般的ですが、昔は庶民の家には風呂がありませんでした。江戸時代に銭湯ができるまでは汚れたら体を洗うというのが一般的だったのでしょう。悪い仕事をやめることを「足を洗う」といいますが、これは昔、仏教の僧侶が裸足で托鉢に出て、寺に帰ってから汚れた足を洗い、説法を行ったことに由来するといわれています。足を洗う時に俗世界の煩悩も洗い清めると考えられていたことから「足を洗う」の語源になったそうです。
 聖書の中にも「足を洗う」場面が出てきます。自分の足を洗うのではなく、キリスト御自身が弟子たちの足を洗われたのです。客人の足を洗うことは当時、使用人の仕事だったのですが、キリスト自らが模範として実行されたことで、弟子たちに互いを尊び、謙遜になることを勧められました。自分自身のケアも大切ですが、周りの人を思いキリストの洗足を思って、互いに足を引っ張りあうのではなく、足を洗い合うような行動ができればと願います。
 


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