『自分の口を見張る者はたましいを守る。唇を大きく開く者には滅びが来る。』（箴言13：3）
『自分の口と舌を守る者は、自分自身を守って苦難にあわない。』　（箴言21－23）
　
　これらは、聖書の中で「知恵文学」と呼ばれている、「箴言」という箇所に書かれている言葉です。　　
自分の口を見張る、これは非常に大切なことです。言葉は時に剣よりも鋭く、人の心に傷を負わせることがあります。身体の傷であればすぐにいえます。ですが、言葉による傷はなかなか癒えないことが多いのではないでしょうか。時には数年たってからふと思い出すことさえあります。これは夫婦・家族・兄弟・友人関係、どのような関係性においてもあてはまります。言ってはいけないことは、親しい関係であっても言わない、もしくは言い方に注意する必要があります。
　聖書から励まされたり、慰められたりすることもありますが、教えられることはたくさんあります。もうすぐ新学期・新年度が始まり、新たな出会いが増える時期です。聖書から教えられつつ、相手のことを思いやり、言葉には気をつけながら過ごしていこうと思う今日この頃です。