「自分の力ではどうすることもできない。どんなに頑張っても目に見える状況は変わらない。　逆に状況は悪くなっている。　心が折れそうだ。」　そんな経験はありませんか。　
　実は昨年１１月、ある方から一匹の猫を引き取りました。茶トラの可愛い猫です。　家ではすでに一匹猫がいて、この猫も引き取った際すぐに慣れたので大丈夫だろうと気楽に考えていました。ところが今回の場合は１０年以上住み慣れた家と飼い主からの別離がストレスになったのでしょうか。我が家に来てからは食事を殆ど食べなくなり病院に連れて行きました。診てもらう度に新しい病名と薬が次々と処方されました。肺に溜まった水を抜くなど辛い治療を沢山受けましたが、「にゃん」とも文句を言わず一生懸命耐えているようでした。　
　一方私はというと心配で途方に暮れる毎日、ストレスからか顔の半分に発疹が出るほどでした。ある日「神さま、どうしましょう。　どうしたら良いですか」とつぶやいていました。その時「だいじょうぶだよ」という静かな声が心の奥に聞こえてきました。　天地万物を、私たち人間や小さな生きものを造られた神さまが私たちの声を聞いて「だいじょうぶ！」と言ってくださるのです。
『何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願い事によって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。』（聖書）
何という平安でしょう！これからも朝晩のインスリン注射と投薬は欠かせませんが、今では二匹の茶トラの猫たちが家中を走り回っています。