チャーチオブクライスト ニュージーランド日本 | 大阪教会

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2025/05/18

ほっとひと息​​『舵輪(だりん)』

 大阪教会では、吹田市の区画整備に伴い、北千里への6月の移転に向けて、現在引っ越し準備が進められています。現会堂での50年間に使用した備品の整理や移動が進むにつれ、思いがけない品物が出て来ます。地下室の片隅に船のハンドル“舵輪”がポツンと残されていたのに目が留まりました。木製の肩ほどもある大きなもので、埃を被っていましたがレトロな雰囲気を醸していました。
 1963年の秋、大阪教会の髙田義三牧師は世界一周旅行を決行、貨物船で18日間の航海の末、最初の寄港地ニュージーランドのオークランドでイエス・キリストに出会ったのです。その後、神様から日本の宣教を託され世界一周を中断し帰国、大阪の中之島中央公会堂の一室で礼拝が始まり、今年5月16日で60周年を迎えました。“舵輪”の出現と記念の時が重なって、大阪教会の生い立ちを思い出させてくれました。
 聖書に『船を見なさい。あのように大きくて、強風を受けていても、ごく小さい舵によって、舵を取る人の思いどおりのところへ導かれます。』とありますが、船の舵を操作し進路をコントロールする装置が「舵輪」です。髙田牧師が航海中の操舵の体験を「自分ではまっすぐのつもりが船の航跡をみると曲がっていた」とよく話されますが、ヨットの操縦などでは、遠くの一点を基準にするのだそうです。人生の歩みも同じような気がします。目先のことに捕らわれ過ぎず、私たちを愛してくださる神様に目をとめ続け、進むべき道へ導かれたいと願うものです。
『信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。』
『あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。
主があなたの進む道をまっすぐにされる。』

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