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2025/08/03

ほっとひと息​​『すべての国民』

 先日、国立民族学博物館へ足を運びました。皆さんご承知のとおり、文化人類学の研究に基づき世界中の民族の資料が展示されている博物館ですが、こちらには様々な民族の映像資料を視聴できるコーナーがあります。私はここで思いがけず、とある少数民族の映像を見ることができました。
 みなさんは東南アジアに住むリス族をご存知でしょうか。中国・雲南省を中心に、ミャンマーやタイ、インドの4カ国にまたがって分布し、世界中に100万人足らずの人口を有する少数民族だそうです。
 映像では、雲南省の山岳地帯の村に新しく建てられたキリスト教会の献堂式の様子が写っていました。こちらには20世紀前半に欧米の宣教師によって伝えられたキリスト教を信仰する人々が数多く暮らしているそうです。献堂式では、村中から集まった人々が会堂内に収まらず外にまで溢れ、活気溢れる様子が見てとれます。親族や年代ごとのグループなのでしょうか、様々なグループが代わる代わる講壇へ上がり歌や踊りを披露しています。民族歌謡のようなリズムの曲もありますが、歌詞は信仰に沿った内容のワーシップソング(神様への祈りや感謝を込めた歌)だそうです。耳馴染みのある讃美歌や聖歌も歌われていました。フィナーレで歌われたのは、あの有名なヘンデルのハレルヤコーラス。まったく知らない言語で歌われる讃美を思い掛けず聴くことができたのは驚きでした。
 聖書に次のような言葉があります。
「すべての国々よ 主をほめたたえよ。すべての国民よ 主をほめ歌え。
主の恵みは私たちに大きい。主のまことはとこしえまで。ハレルヤ。」
 “すべての国民”と共に天国で「ハレルヤ」と神様を讃美する日のことを改めて思い巡らしたエピソードでした。
 

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