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2025/08/10

ほっとひと息​​『七年七日』

 日本の最高気温を更新するほどの暑い日が続き、まさに夏真っ盛りという季節になってきました。その暑さを際立たせるかのように街中に響き渡るのが夏の風物詩であるセミの鳴き声です。セミは毎年梅雨が明ける頃になると、どこからともなく現れて、にぎやかな鳴き声で夏の訪れをしらせてくれます。このセミの一生を表す「七年七日」という言葉があります。セミは七年もの間、幼虫として地中で過ごし、その後地上に出てきて、成虫として七日間過ごすという意味です。夏の終わる頃には、セミの鳴き声はやみ、一見セミは死に絶えたかのように見えます。しかし実際には地中には数えきれないほどの幼虫が待機していて、翌年になるとまた多くのセミが地上に現れるのです。このような不思議な生態をもつセミは、一部の地域では、復活や再生の象徴として捉えられてきました。死後の復活を願ってセミをかたどった装飾品を死者と一緒に埋葬した時代もありました。『神はまた、人の心に永遠を与えられた。』と聖書にあるように、人の心には永遠への希望があるのです。しかし、セミは実際に復活しているのではなく、七年七日生き、子孫を残して死んでいるだけなのです。私たちにとっての本当の復活の希望、すなわち、死んだ後天国に入れられる希望はイエス・キリストにあると聖書は言います。「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです。」というキリストの言葉が真っ直ぐにそのことを語っているのです。
 

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