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2025/11/09

ほっとひと息​​『聖書を思い浮かべながら過ごした万博での一日』

 先月10月13日、大阪・関西万博が半年間の会期を終え閉幕しました。私も会期中に行きましたが、先ず目を見張ったのは「大屋根リング」です。報道等で見聞きしてはいましたが、実際に見ると、一周が約2km(2025年に合わせ2025mとのことです)、高さが約12m~20mで、その規模の大きさと木造建築の美しさに心惹かれました。大屋根リングに上るのは、階段もしくはエレベータかと思っていましたが、それらに加えエスカレータも備えられていて、大屋根リングの上と下との行き来は想像以上にスムーズでした。上は、広大な空と数々のパビリオンを一望できる円の道、下は、木の温かさと構造美を感じることのできる道、夜はライトアップで幻想的な景色が楽しめました。大屋根リングの上で自分の立っている位置からこの円の道に沿って視線を移すと、その道は霞むほどに遥か遠方にまで続いていましたので、一周するのはとても無理と思えたのですが、上を歩き、下に降りて歩き、パビリオンに入り、また上を歩き、を繰り返していると、いつの間にか二周していました。大屋根リングは「多様でありながら、ひとつ」の理念を表しているとのこと。
 聖書の「一つのからだには多くの器官があり、しかもすべての器官が同じ働きをしてはいないように、大勢いる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、一人ひとりは互いに器官なのです」ということばが思い出されました。また夜にはドローンショーが行われ、光を発するドローンで上空に、人の姿や、実のなった樹木、ラストの方では「One World One Planet」(訳せば「一つの世界、一つの地球」)の文字が描かれます。これには万博のテーマに基づくストーリーが描かれていたのですが、これらを見ていると、聖書の創世記に記されている、神様が天と地を創造されたこと、人を形造られたこと、人を置かれた園に木を生えさせられたことを連想させられました。大阪・関西万博のテーマは聖書を基にしたものではないと思いますが、思いは聖書と通じるところがあるなと思いながら過ごした万博での一日でした。

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